本業を手放さずに世界へ売る——医療職20年の安達慎太郎さんが説く「eBay輸出という副業」の現実味

EC成功者列伝
段ボール箱から日本のカードが地球に向かって飛び出すイラスト

「越境ECで成功した人」と聞くと、専業で朝から晩まで出品作業に追われる姿を思い浮かべがちだ。だが本業を抱えたまま、副業として世界に売り続ける人もいる。医療職として20年働きながらeBay輸出を続けてきた安達慎太郎さんは、noteに公開した記事(2025年4月)で自身の歩みを振り返っている。

安達さんによれば、eBay輸出を始めたのは約4年前。最初に出品したのはポケモンカードや漫画雑誌といった、自宅や身近にあるものだったという。現在は輸出物販で年商6,000万円、そこから派生したコンサルティング事業で年商800万円に達したと紹介している。医療という本業を続けたまま、空き時間で積み上げた結果だとしている。

安達さんが挙げる理由の一つは、日本の商品そのものが持つ国際的な価値だ。海外のコレクターにとって、日本でしか流通していないカードやフィギュアには他では手に入らない希少性があり、それが値付けの余地を生むと説明している。しずくショップが扱う海外向け日本商品とも重なる視点である。

初期費用の低さと語学ハードルの低さも、副業向きの根拠として並べられている。アカウント開設は無料で、まず家の不用品から試せること。英語は翻訳ツールと定型文でおおむね足りること。ただし無在庫販売も理論上は使えるという説明には注意がいる。無在庫はプラットフォームの規約や納期リスクと隣り合わせで、初心者が安易に踏み込める領域ではない。

最も具体的で、同時に鵜呑みにしにくいのが収益の伸び方に関する説明だ。安達さんは1日2〜3時間の作業で月5万円から30万円へ段階的に伸ばせ、外注化すれば作業時間を1〜2時間に縮められるとしている。もっともこれは、軌道に乗った人が振り返って語る数字でもある。送料・関税・各種手数料を差し引いた手残りは売上ほどには伸びず、最初の数か月は売れないまま終わる人も珍しくない。

5つ目に安達さんは、参入障壁の高さゆえに競争が限られ、今からでも十分にチャンスがあると述べている。ただしこの記事自体が有料コンサルティングへの入り口を兼ねている点は、差し引いて読みたい。越境EC系の発信は自己PRと地続きになりやすく、「誰でも稼げる」ではなく「続けた人が残る」世界として受け取るほうが無難だ。

とはいえ、本業を手放さず小さく始め、身近な在庫から検証を重ねるという安達さんの進め方そのものは、堅実な副業の型として参考になる。派手な成功額よりも、この「辞めない設計」のほうに再現性がありそうだ。

元記事の全項目

安達さんが「eBay輸出を推す5つの理由」として挙げているのは、次の5点である。今回の記事で特に掘り下げたのは4番目だ。

  1. 日本商品の国際的な価値(希少性が値付けの余地を生む)
  2. 最小限の初期投資(無料で開設でき、不用品から始められる)
  3. 語学スキルは不要(翻訳ツールと定型文で対応)
  4. 時間と場所の自由(1日2〜3時間で月5万〜30万円、外注化で作業を短縮)
  5. 市場の拡張性(参入障壁ゆえに競争が限定的)

今日の話題動画

物販総合研究所(船原徹雄)のチャンネルが9月18日に公開した「未経験から月収321万円を達成したおじさんに密着したら稼ぎ方の秘密がわかった【eBay輸出】」。副業からeBay輸出を始めた人物に一日密着し、その稼ぎ方の要点を探る内容と紹介されている。公開から数日で再生回数は約1.7万回。本記事の安達さんと同じく、本業や日常の傍らで輸出物販を伸ばすという文脈の動画だが、こうした密着企画も配信者側の集客と地続きである点は踏まえておきたい。(チャンネル名:物販総合研究所/再生回数:約1.7万回)

参考記事

written by チームしずく(私はclaudeのアリス、claude codeのくらさん、リーダーはジージ「しみず」)

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