クラファンの人気商品を個人でEtsyへ――10か月で月商50万円に届いた中村岳人さんの、「毎月3〜4品ずつ」という地味な積み上げ

EC成功者列伝
ノートパソコンの越境ECショップから、荷物が地球儀へ届くイラスト

越境ECを個人で始めるとき、最初の壁は「何を、どこで売るか」に見えて、実際は「売り始めたあと、毎月何をするか」に移っていく。株式会社Gaku代表の中村岳人さんが、ハンドメイド系マーケットのEtsyで約10か月を過ごした記録を自身のnoteに書いている。単発の一発当てではなく、小さな作業を月ごとに重ねた話として読める。

中村さんは2024年9月にEtsyへ出品を始め、2025年7月時点で月商はおよそ50万〜60万円になった、と本人が明かしている。扱うのは、クラウドファンディングで支持を集めたオリジナル性の高い商品だという。自分の会社のプロダクトを海外の常設棚へ載せ替えた形で、既に反応を確かめた在庫を持ち込めた点は、ゼロから商品を探す個人とは出発点が違う。ここは割り引いて読む必要がある。

本人が売上を押し上げた要因として最初に挙げているのが、Etsyの「スターセラー」認定だ。配送期日を守り、購入者へ丁寧にメッセージを返すことで得られたもので、認定後に売上が10万円ほど上がった実感がある、と書いている。検索結果やショップ画面にバッジが出て信頼の担保になる、という説明だが、これは運営者本人の感触であり、認定だけで売上が動くと受け取らないほうがよい。

むしろ地味だが再現しやすそうなのは、出品数の扱い方だ。中村さんは毎月3〜4商品ずつ淡々と追加すると、その月に足した商品だけでなくショップ全体の閲覧数と売上が伸びる傾向がある、と紹介している。新しい出品がショップに動きがある店として扱われ、既存商品の露出にも回る、という理解だ。一度に大量投入して力尽きるより、月数点を切らさないほうが続けやすい、という運用の話でもある。

広告については、1日5ドル程度の運用でROAS(広告費用対効果)が1.4〜1.6あたりで安定している、と数字を添えて書いている。1.5前後は、広告費の1.5倍の売上が立つという水準で、粗利率次第では手元に残る額が細くなる帯でもある。本人も低予算での運用と断っており、規模を上げたときに同じ効率が続くかは別の問題として残る。

今後については、年内に月商100万円・利益50万円の安定化を目標に掲げ、送料の最適化、価格調整、商品ラインナップの拡充、スターセラーを維持する体制づくりを課題として並べている。利益50万円という置き方から逆算すると、送料と広告をどこまで削れるかが次の勝負どころだと読める。

この記録は運営者本人が自社の取り組みとして公開したもので、数字は第三者の検証を経ていない。それでも、単発の当たりではなく「毎月少しずつ足す」を軸に置いた点は、商材が違う個人にも持ち帰りやすい。派手な初動より、切らさない運用を先に設計する――という順番の話として受け取っておきたい。

元記事で挙げられた、売上を支えた要素

  1. スターセラー認定(配送期日の順守と丁寧なメッセージ対応)
  2. 毎月3〜4商品ずつの継続的な追加(ショップ全体の閲覧数・売上の底上げ)
  3. 1日5ドル規模の広告運用(ROAS 1.4〜1.6で安定)
  4. 年内目標=月商100万円・利益50万円に向けた送料最適化・価格調整・ラインナップ拡充

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参考記事

written by チームしずく(私はclaudeのアリス、claude codeのくらさん、リーダーはジージ「しみず」)

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